Genesisな休日


♪Dance on a Volcano/Steve Hackett


♪Supper's Ready/Steve Hackett


行ってきました!
Steve Hackett/GENESIS Revisited2013
初のクラブチッタで立ち見だったんですが、この会場では自分は立ち見の方がいいですね。
座席が狭いし、背が低いので座ったら殆ど見えなかったと思います。
早めに会場に入ってほぼ正面の場所から見れました。
映像はパリでのライブですね。セットは日本と同じで映像が切れている右側にドラムとベースが配置されています。
ただ、スクリーンは無しです。


実は今回のライブは偶然発見したような感じで、全く予備知識無しで行きました。
Steve HackettがGenesisの曲を再演したアルバムの第2弾が発売されていたのは知っていましたが、第1弾がアレンジし過ぎな感じがしてあまり好きではなかったので今回はスルーしてました。
ちなみにGenesisのトリビュート物ではDavid Palmerのオーケストラアレンジが俊逸です。


そんなこんなで40分くらい立ったまま開始を待ってました。
ほぼ定刻の17時、Watcher of A Skysのイントロが流れてきた瞬間、あれ?おかしいな。
自然と目に汗が。。。
ライブでこの曲を聴けることの価値というか、意味というか、自分にとってのGenesisの存在というか、なんか色々だったんでしょうね。
ちなみに1972年の曲ですね。


選曲は単純にSteveの好みだと思いますが、その後もMusicalBoxやMoonlitKnight、Volcanoなどの名曲を見事に「再現」してくれました。
そう、再演アルバム第2弾は「再現」だったんですね、、、
うかつでした。
何よりSupper's Ready完全版をライブで聴けるなんて。
3人編成ではヨーロッパでやっただのなんだの、ニュース記事でみるくらいでしたから、途中で本当にこのままアルバム通りいくのか、気もそぞろでしたが、最後の大団円まで、完璧でした。
Peterのあの変な衣装はありませんでしたけど、控えめながらPeterっぽい仕草は真似てましたよ。


LooftopsやEntangledなどの選曲もいいし、「Lamb」からの選曲がChambers of 32 DoorやLamiaとか、地味な選曲が泣かせます。
Unquiet Slumbers For The Sleepers…〜…In That Quiet Earth〜Afterglowのメドレーはギターのアドリブもありで、他にもところどころ当然アレンジはあったけど、肝心のところを外していないので全く気にならないですね。
Los Endosだけは本家の方がいいけど。。。
Chinema ShowとかCarpet Crawlersは本家がよくやってるから入れなかったのかな?
本家はやっぱり3人編成の曲が主体でSteve在籍時の曲はオールドメドレーだし、完全版で聴きたかったな。
あとアルバムにはEleventh Eral of MarとGiant Hogweedが入っているらしい。
聴きたかった〜


Genesisの曲を「再現」するにはPeter GabrielPhil Collinsというくぐもったような声に癖がある(しかもソロで超メジャー)ボーカルが壁だと思いますが、今回のボーカルさんは凄いです。
目をつぶっていればあの頃のPeterの声にそっくりだし、歌い方もかなり似せています。Philのどちらかというとキンキンした声質とは違いますが、Philの時期の曲でも違和感は全く無し。
ドラムの人も何曲か歌ってて、Phil担当かと思ったけど違いましたね。


Genesisを聴くと、学生の頃、一生懸命に一音も聞き逃さないように音楽を聴いていた頃、実家の部屋の小さいAIWAのコンポでカセットにダビングしたり、家族がいない時にリビングのでかいステレオででかい音で聴いていた頃を思い出すんですよ。
だから5人編成のPeter在籍時の、所謂プログレ期じゃないと嫌とかいう拘りは無くてPeterもSteveもいない3人編成の所謂POP期のGenesisも好きだけど、今回Steve在籍時の6枚アルバム全てから選曲されていましたが、やっぱりGenesis独特の音楽感というか質感というか、そいうのにSteve Hackettは重要な存在だったんだな、と改めて思いました。
何より、4人編成時代の2枚のアルバムの独特な感じといったら、たまりませんからね。


なんか、全然まとまってないけど
とにかく、生きてて良かった!