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4/27、チャットモンチーの大宮ソニックに友人と行ってきました。
ライブと、先立って発売されたニューアルバム「YOU MORE」の感想など。

まず、ニューアルバム「YOU MORE」の感想から。
前作「Awa Come」は故郷の徳島をコンセプトにしたミニアルバムでしたが、今回はYOU MORE＝Humorであれば、正直、コンセプトは的外れだったと思います。Awa Comeの曲を入れた方が良かったかも。
アルバム自体は多彩な曲調ながらもスルっと聴ける感じで、あまり引っかからない。
それぞれの曲は悪くないしライブ映えすると思うので、多分時間がたって後で評価されるアルバムだと思います。

で、ライブですが、今回は平日でもあり仕事も頭の片隅に置きながらだったこともあるし、「癒された〜」というところです。
前半から新曲が中心だったので、ニューアルバムを聴いてない人はちょっと厳しかったかもしれない。
ただ演奏はタイトで良かったし、チャットらしい色んな仕掛けもうまくいっていたと思います。

今回、フェスとライブハウスに続いて3回目のチャットのライブだったけど、実はちょっと会場というかオーディエンスに違和感を感じることがありまして。
演奏中、片手を振り上げて、ライブハウスだと飛び跳ねてる人も多いんだけど、静かなんですね。大合唱にならない。
自然と曲に体が反応する横揺れが無く、殆どの人がタテノリ。でも無言。これはZEP Tokyoに行った時にスタンディングだったので特に思いました。
女性が多いからかな〜、とか、唄をちゃんと聴きたいのかな〜、とか、ライブってこういうもんだと思ってるのかな〜、とか色々理由は思い当たるんですが、今まで他のアーティストでは経験したことのないライブの雰囲気です。
ライブを見に行く時は、迷惑をかけない限り周りに合わせる必要なんて無い。飛び跳ねる奴もいれば、器材や演奏の手元をじっと見てる奴がいてもいい。座ってじっくり演奏を心に焼き付けるのも、何となく口ずさみながら体を揺らすだけでもいい。
今回はホールだったし、そんなに顕著じゃななかったけど、不自然だな〜と思いました。

あと、改めて思ったのが3rd「告白」の凄さ。後半で3曲やりましたが、ゾクゾクきました。
もう2年くらい経ってると思うけど、今だによく聴くし、すごくいいアルバムだと思います。
最近のセルフプロデュースはチャット自身が望んだことだと思うし、素直に応援したい。
でもイチ・ファンとしては、「告白」みたいなガーンとくるアルバムを期待しちゃいますね。
武道館もやって、アメリカツアーもやったバンドです。演奏の実力は認められている。
アルバムを作ることに外部のプロデューサーの助けを借りたとしても、何ら恥じる事はないのですから。